【Papa】パパ・ママ育休プラス制度とは?男性育休を取得するタイミングについて知ろう

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みなさんこんにちは。zak-papaです。

今回は「パパ・ママ育休プラス」制度について説明したいと思います。

何がプラスされるのか?と思った方もいると思いますが、この制度はママだけでなく「パパ」も育休を取得することで、原則1年間の育児休業を「1年2ヶ月」まで取得期間を延長(プラス)することができる制度です。

あまり認知度は高くないかもしれませんが、実は「2010年」からある制度なんですね。

 

今回は、この「パパ・ママ育休プラス」について様々な「取得パターン」を紹介し、それぞれの「メリット」について解説していきたいと思います。

これから育児休業を取得する方は是非知っておいてほしい制度です。実際に私もこの制度を利用して育児休業を2回取得しました。

それぞれの夫婦に合ったベストな取得方法を見つけて、素敵な育休ライフを過ごしてくださいね。

 

パパ・ママ育休プラスとは?

「パパ・ママ育休プラス」は、男性の育児休業の取得促進を目的に2010年から始まった制度で、ママだけでなく「パパ」も育休を取得した場合に、原則1年間の育児休業を「1年2ヶ月」まで延長(プラス)することができる制度です。

制度がスタートした当時は、男性の育休取得率はなんと1.56%で先進国中最低の水準だったそうです。
2019年6月に公表されたデータでも6.16%でまだまだ少ないですね。政府目標は2020年までに「13%」)

「共働き」世帯が増えていく中で、女性にばかり家事や育児の負荷がかかっており、男性の家事・育児不参加が女性の就業継続を難しくし、少子化の原因にも繋がっていました。

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このような背景から、男性がもっと育児に積極的に参加できるよう育児休業の取得促進を目的に本制度がスタートしました。

 

 

「パパ・ママ育休プラス」の取得"要件"は?

「パパ・ママ育休プラス」を利用して「1歳2ヶ月」まで期間を延長するためには、次の要件を満たす必要があります。

文章だけでは分かりにくいと思いますので、次の章で説明する実際の取得可能パターンも見ることで理解が深まると思います。

「パパ・ママ育休プラスの取得要件」
  1. 「配偶者」が子供の1歳到達日(1歳の誕生日前日)までに育児休業を取得していること
  2. 「本人」の育児休業開始予定日が、子供の1歳の誕生日以前であること
  3. 「本人」の育児休業開始予定日は、配偶者がしている育児休業の初日以降であること

 

実際に取得できる期間は最大「1年」のまま

「パパ・ママ育休プラス」によって、期間が「1歳2ヶ月」まで延長はできたとしても、実際に育児休業を取得できるのはパパ・ママそれぞれ最大「1年」のままです。ママの場合は、産後休業(8週間)と育児休業を合わせて最大1年となるので注意しましょう。

 

 

「育児休業給付金」も延長できる?

育児休業中は「育児休業給付金」というパパとママにとって心強い見方である制度がありましたね。

簡単に説明すると、「1歳」に満たない子供をもつ「パパ」と「ママ」に対し、最初の6ヶ月間(180日間)は月収(賃金月額)の約67%(それ以降は50%)が育児休業をしている間支給される制度です。

 

「パパ・ママ育休プラス」で期間が延長された場合ももちろん支給も延長されます。計算式も同様です。より詳しい内容はこちらの記事に記載してありますので支給要件や支給金額などを確認しておきましょう。

papa【Papa】育休中にもらえるお金「育児休業給付金」とは?金額や手続について知ろう

 

 

パパ・ママ育休プラスの取得パターンは?

では、実際にどのようなパターンで取得できるか見ていきましょう。私の子供が生まれた「2月9日」を基準にいくつか例を挙げてみたいと思います。

  ①「交代」で取得するパターン

1つ目は、パパとママが交代で切れ目なく取得するパターンです。

パパ・ママ育休プラス

 

1歳くらいになるとだいぶ子供の面倒を見やすくなってきてはいるものの、パパがそれまでに仕事ばかりで家事や育児に慣れていないままいきなり1人で育児をする、というのでは少し不安が残りますね。

パパが育児休業を取得するまでに、休日は積極的に家事や育児をするなどママから引継ぐことはしっかりと引き継いでおきましょう。

 

育休の交代の「時期」について

育休の交代の「時期」は必ずしも「1歳」の時点でなくても構いません。ママの職場復帰を早めてパパがそこから交代で取得することも可能です。

 

 

  ②「同時」に取得するパターン

2つ目は、パパとママが「同時」に取得するパターンです。

パパ・ママ育休プラス

 

①のパターンと異なるのは、パパとママが一緒に家事や育児を分担しながらできることです。この期間があることで毎日寝不足で一生懸命育児をしてくれている奥さんの負担も軽減させることができますね。

また、先にママが職場復帰する場合に、ママが円滑に職場復帰ができるようサポートを行えるメリットもあります。

パパとしても子育て期間が十分にあることで、ママが先に復職してパパが1人で見ることになっても、自信を持って育児を行うことができるのではないでしょうか。

 

育休を同時に取得する「期間」について

育休を同時に取得する期間は、上の例では長期に取得しているように見えますが、「数日」単位でも「数週間」単位でも取得することは可能です。

最近は「1ヶ月以上」の取得を義務とする企業も増えてきました。国家公務員も2020年には1ヶ月以上取得できることを目指すようですね。
仕事の状況や収入のことなど各家庭ごとに事情はあるかとは思いますが、できれば「2,3日」とかではなく、「1ヶ月以上」連続して取得できるのがいいですね。

 

 

  ③「パパ休暇」を利用して取得するパターン

3つ目は、ママの産後休業期間にパパが「1回目の育児休業(パパ休暇)」を取得して、その後パパとママが「同時」に取得するパターンです。このパターンを利用するとパパは育休を2回取得することができるんですね。

パパ・ママ育休プラス

 

「パパ休暇」とは?

育児休業の取得は原則「1回」までですが、ママの産後休業中(出産後8週間以内)にパパが育児休業を取得した場合は、特別な事情がなくても「2回目」の育児休業が取得できる制度です。ただし、1回目の育児休業は産後休業中に終えていることが必要です。

【参考】両親で育児休業を取得しましょう!(厚生労働省)

 

実際に私もこの制度を利用させていただきました。
②のパターンで説明したメリットに加えて、出産してまだ体力が回復していない時期である「産後休業中」もママのサポートをすることができます。

 

私の場合は2月9日に娘が生まれて、1回目は3月の終わりに「3日間」取得(パパ休暇)し、2回目は7月の終わりから1歳の誕生日を超えて3月末まで育児休業を取得させてもらいました。

私の奥さんは初めての出産であり、2人で出産を乗り越えなければならなかったため、可能であれば出産と同時に育休を取得したかったのですが仕事の都合で取得が難しい状況でした。(テレワークと時間単位有休を活用してなんとか乗り切りました)

 

ママは大変な出産を終えて休む間もなくすぐに育児がスタートします。この制度をうまく利用してママの「産後休業中のサポート」をしてあげましょう。

 

 

  ④「子供を預けて」取得するパターン

4つ目は、ママが先に職場復帰をして、一旦祖父母に子供を預け、その後パパが取得するパターンです。

パパ・ママ育休プラス

 

ママが先に職場復帰しなければならず、このようなパターンを選択せざるを得ないこともあるかと思います。このようにパパとママが育児をしていない期間があっても「パパ・ママ育休プラス」を利用することができます。

 

 

   ×   取得できないパターン

パパが子供の「1歳の誕生日"後"」に育休を取得する場合は、取得要件②を満たさないため利用できません。パパが取得する場合は1歳の誕生日以前から育休をスタートさせておきましょう。

 

パパ・ママ育休プラス

 

 

 

ママが専業主婦なんだけどパパは育休(プラス)を取得できる?

「育休」は取得できますが、「育休プラス」は取得できません。
平成21年の育児・介護休業法の改正により上記の場合でもパパの「育休」の取得は可能になりました。
しかし、「育休プラス」はパパとママのどちらも育休を取得できることが前提条件となっているため、どちらかが就業していない場合は取得できません。

 

 

パパ・ママ育休プラスを延長する場合は?

「パパ・ママ育休プラス」を利用すれば「1歳2ヶ月」まで期間を延長できますが、特別な理由がある場合はさらに「1歳6ヶ月(又は2歳)」まで延長することが可能となります。

「延長するための要件」と「育児休業給付金」との関係も見ていきましょう。なお、「育児休業給付金」についてはこちらの記事で説明していますので事前に確認しておきましょう。

papa【Papa】育休中にもらえるお金「育児休業給付金」とは?金額や手続について知ろう

 

 

「パパ・ママ育休プラス」の延長"要件"は?

まずは「延長するための要件」です。文章だけでは分かりにくいと思いますので、こちらも延長が可能なパターンをまとめて見てみましょう。

「パパ・ママ育休プラスの延長要件」
  1. 「本人」又は「配偶者」が子供の1歳到達日時点に育児休業をしていること
  2. 「保育所」に入れないなど休業が必要な理由があること
  3. 「配偶者」の育休終了予定日より後に育休を開始(再開)すること
      ※ パパとママの育休期間が重ならないこと

 

 

  ① パパがそのまま延長するパターン

パパがそのまま1歳6ヶ月まで延長することは可能です。

パパ・ママ育休プラス延長

 

 

  ② ママが交代で延長するパターン

パパが職場復帰した後にママが交代して、そのまま1歳6ヶ月まで延長することは可能です。

パパ・ママ育休プラス延長

 

 

   ×   延長できないパターン

ママが先に復帰しておりパパが交代で1歳2ヶ月まで育児休業を取得予定でいた場合を考えてみます。

この場合、③の要件の通りママはパパの育児終了予定日より後に交代で取得しなければなりません。パパとママは期間が重なることはできなかったですからね。

パパ・ママ育休プラス延長

 

 

「育児休業給付金」はさらに延長できる?

上記の要件を満たして「パパ・ママ育休プラス」が延長された場合は「育児休業給付金」も延長することが可能です。

延長には申請が必要です。基本的には会社の人事担当者や提携している社会保険労務士事務所が手続きを行ってくれることが多いですが、ご自身で手続きされる場合は忘れずに行いましょう。

また、延長に必要な書類の提出を求められた場合は速やかに提出しましょう。

 

 

 終わりに

以上、「パパ・ママ育休プラス」について説明しました。

制度の概要や実際にどのように取得していこうか取得パターンのイメージは掴めましたでしょうか?

 

この制度を利用することは、ただ「期間」がプラスされるだけでなく、夫婦で一緒に赤ちゃんと向き合えることで家族の「絆」もプラスされる素敵な制度であると思っています。

実際にパパがこの制度を取得することで得られる効果を再度まとめて終わりにしたいと思います。

「パパ・ママ育休プラス」の取得効果
  1. パパとママが協力して育児を行うことができる。
  2. ママの家事・育児の負担軽減に繋がる。
  3. 産後休業中および職場復帰時にママのサポートをすることができる。
  4. 子供と多く触れ合えることでリフレッシュでき、さらに仕事への意欲が湧く。
  5. 夫婦・家族の絆が深まる

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

【参考】改正育児・介護休業法のあらまし(厚生労働省)
【参考】両親で育児休業を取得しましょう!(厚生労働省)